プローモーションを含みます。
わけししょうポートフォリオ
わけししょう、武術家であります。
もっと言えば、クリエイティブな武術家です。実際に生業(なりわい)として稼いでいた経験もあります。大学生時代は編集系の仕事をいろいろやりました。実益を得ながら、スキルも磨いていったのです。
新聞、役所向け、シナリオ専門、学研ニューコースに週刊ゴラクにファミ通やエロトピアSPECIALにいたるまで、いろんな分野に関わることができました。バブル経済の前後でのことです。どちらというと製作側寄りですけどね。校正が専門でした。赤ペン先生ですね。
大昔に福晶堂という出版社がありまして、「武術」(う~しゅと読む)という中国武術専門誌がありました。わけししょうの主戦場でした。依頼を受けて執筆記事は10本以上。追々、皆様に拝見していただく機会も設けたいと思います。

わけししょうの文体はそのようにして出来上がっていったのであります。最近ではkindle本をも出版しています。武術に関するものになります。よろしければ、ご利用ください。

さらに言えば、映像のクリエイトもやりました。YouTubeなんかない時代のことよ。
戴式心意拳とは
ここでは、わけししょうの受け継ぐという括りでの「戴式心意拳」についてです。
中国武術には多くの流れがあります。太極拳に少林拳、などなど。その中の「心意拳」に属します。
心意拳のカテゴリーにもいくつもの流派があります。「戴式」ってことは戴さんの心意拳という意味です。

わけししょうの師匠は王映海です。戴さんではありません。正確を期すと戴一族最後のでんしょうしゃである戴魁公から学んだ王映海なのです。これって、重要です。戴を知る者からの伝承なのです。
特徴としては、槍(やり)の操法から編み出された技術体系を持っています。徒手拳法をはじめとして武器術も豊富にあります。中国北方の武術らしく「力を抜いて力を出す」ことに命を賭けます。独特の身体操法をやります。
本邦初公開! 戴式心意拳の極意
伝統的な武術には「秘伝」とか「奥技」とか「極意伝」があります。具体的な技法であったり、細かいコツであったり、歌の形式を採ったり、文章だったりします。
わけししょうの系統でもあります。今回はプロモーションなので、出しちゃいます。つまり、下心がなせる所業なのです。
外蹲猴
外見のことです。猴とは猿のことです。見た目は猿が立っているようってことです。心意拳は脊柱を曲げ伸ばしすることに徹します。そのことを指してるのです。

動物で二足歩行するのは人間だけではありません。猿や熊などがいます。エリマキトカゲという例外もありますが、これは除外します。
猿の猿真似をしようという意図ではありません。力みがなく、次の瞬発をカマせる体勢ってことです。
内丹田
上の「外蹲猴」と対になるのが「内丹田」です。
外見は猿なんだけど、体内では丹田、ってことです。どういうこと? 丹田を鍛える/丹田を使うってことです。

具体的には動作と共に腹圧をコントロールすることです。とはいえ、かなり細かい要諦です。
束展呑吐
これは戴式心意全ての動作に共通する、極意といえます。先の「外蹲猴内丹田」と似ているといえば似ているのですが。
束展とは身体の伸縮です。正確にいえば、縮伸です。縮むのが先です。戴式心意の核心ですね。

呑吐とは「武術的呼吸」って言われる方法です。逆腹式呼吸です。これは日本武術でいう阿吽(あうん)と共通する極意ですね。
そして、この2つを統合して動くことが重要となります。
起落斜正
これは相手に対する攻撃の原則です。
起落とは上下を巧みに打ち分ける、もしくは同時に攻める、などの原則をいいます。
徒手では「陰掌で上げて陽掌で下ろす」という運動原則があります。これは合気柔術とも共通します。手のひらが上にくるようにして仕掛けて、手のひらが下を向くようにして仕留めます。文章では難しいね。一見すれば簡単に理解できます。100%の技法がそうなってるのではないのでご了承ください。
代表的な技法として「不来顧手」ってのがあります。YouTubeに上げておりますので、ご覧ください。

斜正とは斜め&正面です。もうちょっと補足するとこうなります。相手の正面(中心)を意識させて斜め(側面)を打つ。相手の側面を狙いながら正面に仕掛ける、てな感じです。
心意のように相手に正面で相対する技術体系では、歩法を用いて正面と側面を分けて運用する必要があります。これも一見すれば理解しやすい事象です。
龍身
アジア文化圏では、動物の喩(たとえ)が多くなります。心意では「十大形」っていう動物を冠した技法があります。そのトップに来るのが龍です。
龍って実在しない動物ですが、そこから何を学ぶのか? もっといえば真似るのか?

わけししょう的解釈です。
宙を舞うとは、重力に干渉されないことです。イメージとしては、ウミヘビ身をよじってが泳ぐ様です。
日本武術的にいえば、浮身と沈身です。重力/引力を上手に利用するのです。わけししょう、常々申しております。地球は友達です。
鶏腿
心意といえば、戴式に限らず鶏の腿です。鶏の脚ではありません。

歩法と蹴りの基本になります。日本でいう「抜き足差し足」です。
心意の真骨頂です。歩法に蹴りを含んでいることが、です。移動しながらローキックをかましまくります。
こちらもYouTubeでご覧ください。

猴背
先に述べたように、見た目は猿なのがわけししょうの系統です。

猿に限らず、猫や蛇なども脊柱を曲げ伸ばししてアタックします。それを大原則に練功するのが戴式心意です。
身法ともいえます。こちらもYouTubeで。

王映海は身法歩法を重視していました。それは我々も受け継いでいます。
熊腰
熊は日本では猛獣として位置づけられています。実際に人的被害も毎年あります。人間を殺す動物です。

熊の腰とは? 立ち上げった熊の腰の動きをイメージしてみると、力強さと横回転です。心意は縦回転の身法なのですが、逆突きになるときには熊の腰での横回転が使うことになります。

鷹膀
鷹に限らずですが、羽根の曲げ伸ばしは鳥類の特徴です。短く畳んだり、大きく羽ばたかせたり。

心意では「鷹捉」という技法が基本になります。鷹が獲物に襲い掛かる様を表しています。ただ、人間の腕を翅と脚の両方の働きを有します。さらには十大形にも「鷹形」があります。

虎豹頭
虎は実在する哺乳類では最強といっていいかもしれません。ライオンとは生息域が異なるため、闘うことはありません。虎は単独行動で狩りをします。当然のことながら、心意に限らず中国武術で多く用いられる動物です。

「虎抱頭」という表現を用いる系統もあるようですが、わけししょうの系統では「豹」の字をあてます。これはネコ科の猛獣を指すと拝されます。
ネーチャー系のドキュメンタリーでチーターが獲物を全速力でカメラに向かってくる映像がその極意と考えます。身体全部が躍動して激しく動いているにもかかわらず、頭がほぼほぼ動いていないのです。これが心意のいう「虎豹頭」です。まあ、家にいる猫もおんなじなんですけどね。

これは個別の虎ということではなく、心意全ての技法に通じる要領です。
心意拳のユニフォームとは
ここで違う切り口です。
戴式心意の伝承者が着るコスチュームの基本がありまして。Tシャツや襟シャツでも「戴」の字が胸に大きく踊るのです。

日本にはそんなものありません。なければどうすればいいか。
そう、作ってしまえばいいのです。
わけししょうが独り企画会議を開催し、実現化にこぎつけたのです。
心意曼荼羅Tシャツ完成す
わけししょう、デザインもできます。
ということで、わけししょうが受け継ぐ心意の要諦をまとめることにしました。




どう? 欲しくなったでしょ。でしょ。でしょ。
wakeshisyo’s shop があるじゃないか
どうしてほしいという方に朗報です。ここで買えます。

在庫数の表示されていますので、参考にしてください。すでに売り切れも発生しております。早い者勝ちです。
よろしくお願いします。