世に云う「女子力」という概念に対して、男子力なるものを提唱します。
全世代の男の子よ! こんなもんじゃねえだろ! お前の人生は、さあ。
なんか、でっかいことをやってみたいよねえ。
そのためには、まだまだなにかを尖らせる必要があるんじゃないですか? その「なにか」を明らかにします。
いにしえの「武士道」などをアップデートして、武術家であるわけししょうが提唱しますよ。
男子力とは 目的を達成するためのもの
わけししょうが東京在住の頃、友人に連れられて当時の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(現在の防衛省)に見学に行ったことがあります。
なんでも最後の一般向けの見学会だったそうで、日本帝国陸軍の地下大本営跡などを観ました。
地上に出て駐屯地内を歩いていたとき、ガイド役の自衛官が建物の窓を指さしてこう言いました。
「あのバルコニーです。三島由紀夫が演説をしたのは」
三島本人は最期にこう叫んだと記憶しています。
「貴様ら それでも武士か」
わけししょう訊きます? 貴様(あなた)は武士ですか?
三島由紀夫について、ことの顛末についてはここでは記しませんが、各位でお調べください。
生きることに命を懸ける、武士道に学びませんか
さて、新渡戸稲造著「武士道」という本があります。明治期に書かれた古い本です。しかも、原書は英語ですが、逆輸入で日本語訳版が多くあります。
日本人の道徳観は武士道から学んでいるという、というものです。しかも、いつどこで誰からということではなく、毛穴から入るように無意識に、的な。
子どもであっても死ぬことで果たされる忠義や切腹のリアルなど、過激な描写があります。
今の時代に野蛮だとか時代錯誤だとかいえるかもしれません。
しかし、なにかを成し遂げたいのであれば取り入れていいと思われるのです。
「〇〇したい」がすべての始まり
仏教には「煩悩即菩提」というのがあります。
はやい話が、欲望が悟りになるんじゃねえ、ということです。戒律を基本とする仏の教えに実はそんなおいしい経文があったのです。
the bule heartsの曲にもあります。♪あれもほしい これもほしい もっともっとほしい♪
言い方を換えると、こうしたいなあ、こうできればいいなあ、ああなりたいなあ、とか。
ドラえもんのopening songの ♪あんなこといいな できたらいいな あんなゆめこんなゆめ~♪ もそう。これって、現代のマントラですよ。唱えよう、魔法の呪文なんだよね。
欲望丸出しで生きていく、あくまでも合法的に、スマートにね。
武士道はストイックが基本なんですが、ここはやはり矛盾するかもしれない概念を追っかけていきたいものです。
1つでいい。なにか成し遂げる。出世(しゅっせ)の本懐
左翼用語? に「一点突破全面展開」というのがあります。
わけししょうが、心意拳という中国武術の伝承を受け継ぐという1つの成功体験をなしえました。それが人生を大きく変えました。
ほしいものを手に入る、至りたい境地に立つ、目標を達成する、などの結果がみんな欲しいんです。
悪戦苦労するであろう、プロセス(過程)自体にもにも大きな価値があります。
さらにいうと、1つの成果を叩き出すと、それに連れてというか、いろんなことが芋ずる式にいろんなものが獲得できたり、判ってくることがあるのです。
男子力を明らかにするんだけど
わけししょうにとっては、壮大な事業といえます。おおげさにいえば、人生の集大成なんです。
つかみどころがないし、膨大なエレメントを整理するのは、めちゃくちゃ大変です。めんどくさいです。
ヒイヒイ言いながら、やっていきたいと思います。お付き合いよろしくお願いいたします。
これから体系化するのは、あくまでも手段的なもの
男子力によって、どうなりたいのか? どうしたいのか? というのが肝要です。
よく言われる、「〇〇になりたい」は本質のすり替えにすぎません。
お金持ちだろうが、有名人だろうが、インフルエンサーだろうが、憧れの対象はあくまでもなにかを手に入れる手段に過ぎないのです。